ブロークン・イングリッシュ(Broken English)

『ブロークン・イングリッシュ』(Broken English)
という2007年のアメリカ映画を観た。
監督はゾエ・カサヴェテス監督で、父親は「グロリア」などの監督のジョン・カサヴェテス氏であり、この作品はゾエ・カサヴェテスの初監督作品でもある。
去年ぐらいに「痛いほど君が好きなのに」を借りようと思ってレンタルDVDショップに行ったらこの作品がオススメされていて、ジャケットの写真の感じが少し気になったので今度借りようと思ってました。
いつでも観れる、いつでも観れると思っている内に1年が過ぎ、ついにBSで昨日放送されたので観てみました。


親友のオードリーとマークが結婚5周年を迎えるが、その2人の仲を取り持ったノラ(パーカー・ポージー)は30代で未だに独身。
仕事はホテルの顧客サービス担当をしてホテルを仕切り、仕事は上手くいっているのだが私生活では男になかなか恵まれない。
ホテルで出会った俳優に声をかけられ一夜を過ごすが次の日のニュースで熱愛中の恋人がいると知ってしまう。
母親に心配され母の友人の息子チャーリーを紹介してもらうも、デートに行った映画館でチャーリーが失恋した元恋人にあってしまいその日は終わってしまう。
頭を冷やすために外出を控えるが、同僚のグレンのパーティーにしつこく誘われ気分転換のためにパーティーへ向かう。パーティーでは1杯も飲まずにすぐ帰ろうとするが、帰ろうとした時に出会ったフランス人のジュリアン(メルヴィル・プポー)に引き止められお酒に付き合うノラ。
そして2人でパーティーを抜けて夜のニューヨークへ出かける。
その後もノラはジュリアンと行動を共にし、最初は軽い印象のジュリアンを快く思っていなかったが、ジュリアンを知る内に一緒にいるのが楽しくなっていく。
しかし仕事でニューヨークに来ていたジュリアンがフランスに帰国する日を迎え、電話番号を残しジュリアンはアメリカを去るのだが......


主演のパーカー・ポージーは綺麗な人ですね。まともな男に恵まれないとはいえ映画の中でもよく声をかけられていましたし。
ジュリアン役のメルヴィル・プポーも結構かっこよくて、フランソワ・オゾン監督の「ぼくを葬る」やエリック・ロメールの「夏物語」にも出演しているみたいですね。両方観てみたいです。
さて感想としましては、想像よりも面白くなかった、というところです。
話としては良かったんですけど少し物足りない感がありました。もっとノラとジュリアンが一緒に過ごすシーンやフランスにいるシーンが長ければ良かったのに。
上映時間自体が98分という作品なのでもっと頑張れば十分な作品になったのではないかと思いました。
あとは俳優と食事にいった場所が日本風の居酒屋みたいな所だったのが良かった。
こんな作品でこういうシーンが見れるとは。これに限らずアメリカ映画とかヨーロッパの映画で関係ないのにふいに日本のものが出ると嬉しくなりますよね。
そんな感じで、では、また今度。