第87回アカデミー賞予想

2月22日(日本時間 2月23日)はアカデミー賞授賞式ということで、授賞式前に一応受賞の予想をしておこうと思います。


作品賞
予想 リチャード・リンクレイター6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)」
対抗 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

監督賞
予想 リチャード・リンクレイター6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)」
対抗 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

主演男優賞
予想 マイケル・キートン 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
対抗 エディ・レッドメイン博士と彼女のセオリー
大穴 ブラッドリー・クーパーアメリカン・スナイパー

主演女優賞
予想 ジュリアン・ムーアアリスのままで
対抗 リース・ウィザースプーン 「Wild(原題)」

助演男優賞
予想 J・K・シモンズ 「セッション (Whiplash)」
対抗 エドワード・ノートン 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

助演女優賞
予想 パトリシア・アークエット6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)」
対抗 エマ・ストーン 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

脚本賞
予想 ウェス・アンダーソングランド・ブダペスト・ホテル
対抗 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、
    アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

脚色賞
予想 セッション (Whiplash)
対抗 イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

撮影賞
予想 エマニュエル・ルベツキ 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
対抗 ロバート・D・イェーマン 「グランド・ブダペスト・ホテル

編集賞
予想 セッション (Whiplash)
対抗 グランド・ブダペスト・ホテル

録音賞
予想 セッション (Whiplash)

外国語映画賞
予想 「Leviathan (Leviafan)」 ロシア
対抗 「イーダ (Ida)」 ポーランド

長編ドキュメンタリー賞
予想 CitizenFour (原題)

長編アニメ映画賞
予想 ヒックとドラゴン2 (How to Train Your Dragon 2)
対抗 ベイマックス (Big Hero 6)

短編アニメ映画賞
予想 愛犬とごちそう (Feast)
対抗 ダム・キーパー (The Dam Keeper)

歌曲賞
予想 Glory 「Selma (原題)」

作曲賞
予想 博士と彼女のセオリー
対抗 グランド・ブダペスト・ホテル


という予想です。

ちなみに主要部門にノミネートされている作品で筆者がこれまでに観た作品は、
Whiplash (セッション)
Boyhood (6才のボクが、大人になるまで。)
The Grand Budapest Hotel (グランド・ブダペスト・ホテル)
Gone Girl (ゴーン・ガール)
Foxcatcher (フォックスキャッチャー)
American Sniper (アメリカン・スナイパー)
です。

さて結果はどうなるでしょうか。

2012年1月から4月2日までに観た映画について

最近は全然更新していなかったんですが今年始まってから今日までに観た映画の事を書こうと思います。
4月2日現在で観た映画の本数は映画館で21本、DVDなどで69本、合計90本です。(アニメ映画やバスター・キートンの短編なども1本の映画としてカウントしています。)
その中で邦画はヒミズイヴの時間ノルウェイの森武士の家計簿の4本だけで残りの86本は全て外国映画です。

2011年は3D映画は未体験だったんですが、今年の始めにふと思い立ち「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」で3D映画初体験をしてその後「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」と「ヒューゴの不思議な発明」を観ました。

今年映画館で観た映画の中でベスト3を挙げるとしたら以下の3本です。
 「メランコリアラース・フォン・トリアー監督
 「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」 ヴィム・ヴェンダース監督
 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜テイト・テイラー監督

この他にも面白い作品をたくさん観れました。名画座で観た「ラブ・アゲイン」や馬鹿馬鹿しいけどとんでもない面白さに特化している「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」とか午前10時の映画祭で大画面で観た「M★A★S★H マッシュ」や「ドラゴン・タトゥーの女」も良かった。

DVDなどで観た映画のベスト3を挙げるとしたら以下の3本です。
 「スーパー!」
 「大人は判ってくれない」 フランソワ・トリュフォー監督
 「奇跡の海ラース・フォン・トリアー監督

他にも良い作品をたくさん観たのでベスト10とか選ぶのが大変です。年末には今入っていないのが入っているかも。

以下が今年始まってから4月2日までの時点で観た映画です。

映画館21本

アリラン(3/25)
永遠の僕たち(1/11)
幸せの行方…(1/18)
J・エドガー(2/16)
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2/22)
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(1/14)
ドライヴ(4/1)
ドラゴン・タトゥーの女(3/14)
ニューイヤーズ・イブ(3/7)
果てなき路(2/7)

ピープルVSジョージ・ルーカス(3/27)
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2/28)
ヒミズ(1/20)
ヒューゴの不思議な発明(3/1)
ヘルプ(4/1)
マシンガン・プリーチャー(2/7)
マッシュ(1/3)
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2/13)
ミラノ、愛に生きる(1/31)
メランコリア(2/20)

ラブ・アゲイン(3/7)

DVDなど69本

悪の華(3/12)
あこがれ(2/2)
アデルの恋の物語(2/2)
アドベンチャーランドへようこそ(3/19)
アリゾナ・ドリーム(3/29)
ある子供(1/1)
イヴの時間 劇場版(3/22)
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(3/18)
エリックを探して(2/4)
大人は判ってくれない(2/2)

俺たちニュースキャスター(3/24)
俺たちは天使じゃない(3/11)
案山子(3/29)
カンパニー・メン(3/28)
紀元1年がこんなんだったら⁉(3/21)
奇跡の海(2/6)
キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!(3/2)
キング・オブ・コメディ(3/5)
黒いオルフェ(3/1)
小悪魔はなぜモテる⁈(3/7)

恋のエチュード(3/28)
恋の邪魔者(1/30)
荒野の七人(3/12)
コブラ・ヴェルデ(2/28)
ゴルフ狂(3/28)
ザ・タウン(2/10)
ザ・プレイヤー(3/2)
幸せの始まりは(2/2)
ショート・カッツ(3/26)
情痴(3/16)

スーパー!(2/8)
絶対の愛(3/3)
ダーティハリー(2/7)
デート&ナイト(4/2)
都会のアリス(2/3)
ドッグヴィル(3/23)
隣同志(3/29)
ドライビング・MISS・デイジー(2/25)
トリュフォーの思春期(3/10)
ノルウェイの森(2/11)

化物屋敷(3/29)
バス男(1/17)
母なる証明(3/8)
パレルモ・シューティング(3/22)
ハングオーバー Part2(1/18)
BANKSY presents バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑(3/14)
ピアニスト(1/1)
武士の家計簿(2/6)
ブラック・スネーク・モーン(1/2)
ブルーノ(1/6)

プレタポルテ(2/4)
ブロークバック・マウンテン(1/2)
文化生活一週間(3/28)
ベルヴィル・ランデブー(1/15)
ぼくの大切なともだち(1/16)
ホット・ファズ(1/30)
マイ・ブルーベリー・ナイツ(1/12)
街のあかり(2/11)
マンハッタン(2/24)
めまい(3/11)

遊星からの物体X(3/11)
欲望(2/1)
リトル・ランボーズ(3/10)
レイジング・ブル(3/6)
ロッキー5(2/24)
ロッキー・ザ・ファイナル(2/24)
ロッキー・ホラー・ショー(3/1)
惑星ソラリス(2/8)
悪い男(3/9)

昨日、4月1日(映画の日)に「ヘルプ」と「ドライヴ」を観たのでまたブログの更新をしたいと思います。

メランコリア(Melancholia)

メランコリア』(Melancholia)
というラース・フォン・トリアー監督の2011年の作品を観た。

この作品は第64回カンヌ国際映画祭においてキルスティン・ダンストが女優賞を受賞した。
トリアーの作品は過去に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と「奇跡の海」の2作品しか観たことがなくて、今回の「メランコリア」は自分にとって初めて映画館で観たトリアーの作品になった。
個人的にラース・フォン・トリアー監督が好きで、「エターナル・サンシャイン」を観た時からキルスティン・ダンストも好きで、この2人が映画を作ってさらにカンヌで受賞するなんて「これはもう観るしかない」と思っていた。第64回カンヌ国際映画祭が終わってから結構待ったけどやっと映画館で観れました。

監督 ラース・フォン・トリアー
出演 キルスティン・ダンストシャルロット・ゲンスブールキーファー・サザーランドアレクサンダー・スカルスガルドステラン・スカルスガルドシャーロット・ランプリングジョン・ハートウド・キア、etc...
脚本 ラース・フォン・トリアー
製作 ミタ・ルイーズ・フォルデイガー、ルイーズ・ヴェス
撮影 マヌエル・アルベルト・クラロ
製作国 デンマーク
公開年 2011年
配給 ブロードメディア・スタジオ


自身の結婚パーティーのためにジャスティン(キルスティン・ダンスト)とマイケル(アレクサンダー・スカルスガルド)は会場である姉夫婦の家に向かっていたがリムジンに乗っていたため細い道を通れずに歩いて先を進むことになる。そしてパーティーには大幅に遅れ2人が到着したことでようやくパーティーの本番は始まる。
姉のクレア(シャルロット・ゲンスブール)と義兄のジョン(キーファー・サザーランド)が主催する盛大なパーティーには姉妹の母ギャビー(シャーロット・ランプリング)や元夫で2人の父であるデクスター(ジョン・ハート)、さらにジャスティンの会社の上司であるジャック(ステラン・スカルスガルド)の姿も。
しかしデクスターのスピーチ中に気分を害したギャビーは元夫を批判し、さらには姉妹にも苦言を呈する。
そして精神的に問題があるジャスティンをクレアは気にかけると同時に注意するために「バカなマネはするな」と釘を刺す。
心配する姉に対しジャスティンは「問題ない」と振り払うのだが、夜が更けていくと同時に精神的に不安定になり、奇妙な行動を繰り返す。やがて人々はジャスティンの元を去り、最後にはマイケルもいなくなってしまう....

クレアは憔悴した妹のジャスティンを療養のため家に迎えるが、そんな中、地球に惑星メランコリアが接近していることを知る。
そんなクレアの心配をよそに夫のジョンと息子のレオ(キャメロン・シュプール)は惑星の観測を心待ちに、そしてジャスティンはまるでメランコリアと共鳴しているかのような行動をとる。
不安が払拭されないクレアをジョンは「心配ない」と断言して落ち着かせ、4人は惑星メランコリアが地球を通過する夜を迎えるのであった.....


この作品は映像がとても綺麗で、音楽が凄く良い。
っていうと陳腐な感想に過ぎないですね。
ただの終末的な映画ではないですよね。シャルロット・ゲンスブールの演技は自然だったし、キルスティン・ダンストメランコリアと共鳴して、馬たちはおかしくなり、男たち(夫と息子)は惑星の接近に胸を躍らせ衝突すると知った時、大人は絶望し子供はなす術をなくす。色々な面から終わりに近づいていることがわかってとても良かった。この映画を観て怖いと感じる人はいると思いますが、自分としては「綺麗」だと思いました。
精神的に不安定なジャスティンから愛する人は離れ、1人では何もできなくなった妹をクレアは世話をする。しかし人々が恐怖に落ちる時、ジャスティンは冷静で、最後はみんなを包み込む。そんなラストシーンが好きです。
ただ地球が邪悪だから消えても良いと思っているわけじゃないと思います。共鳴し高揚することによって危機的状況の中に冷静さを持ち、みんなを包むような対処をしたんじゃないのかなって感じました。

最初トリアーはジャスティン役をペネロペ・クルスに依頼していたみたいで、それが決まらなくてキルスティン・ダンストになったみたいなんですが、キルスティン・ダンストが演じることになって非常に良かったと思います。鬱病になっていたしそれを克服してジャスティンという精神に問題がある役柄を見事に演じきれたというか。
鬱により精神的に追いつめられ最悪を考えてしまうが、惑星が衝突すると知り、共鳴し力を取り戻すような感覚。
それにしてもパーティーのシーンは微妙な雰囲気が流れつつも幸せそうだったな。奇跡の海もそうだったけどトリアーは暗い展開を描くのが得意なだけではなく、幸せな瞬間を描くのも得意だなって感じた。

映画には直接関係ないことを書くと、キーファー・サザーランドのことを初めて映画で観ましたが、父親のドナルド・サザーランドにそっくりですね。若い時というより少し年老いたくらいの時代が。
あとはジャスティンの家族構成が凄い豪華で、母親がシャーロット・ランプリング(イギリス)で、姉がシャルロット・ゲンスブール(フランス)って3人とも国籍が違うっていう家族。
他にはウド・キアもさりげない芝居も良かったし、ステラン・スカルスガルドが観れたのも良かったです。(パイレーツ・オブ・カリビアンでビル・ターナーを演じてたということは今日知った。)

メランコリアについてラース・フォン・トリアー監督はこう語ったみたいです。
「私にとって、この映画は世界の終わりを描いた映画ではなく、その時の精神状態に焦点を当てたものです。地球が今破壊されようとしているけれども、動揺する必要など何もない―。人類の全てが死んでしまうわけですから。」

恋の邪魔者(Viens chez moi, j'Habite chez une copine)

『恋の邪魔者』(Viens chez moi, j'Habite chez une copine)
というパトリス・ルコント監督の1980年のフランス映画を観た。

 この映画は自分にとってパトリス・ルコントの2作品目に観た映画である。(ちなみに初めて観た作品は「ぼくの大切なともだち」です)
 フランス映画好きの知り合いに勧められて観たのだが、なかなか面白かった。その人と話すまでパトリス・ルコントの存在は知らなかったのだが、フランス人の知り合い曰く、パトリス・ルコントはフランスでは国民的映画監督なのだとか.....日本ではそこまで知名度高くないと思うんだけどね。そのフランス人にその事(知名度があまり高くない事)を言ったら「嘆かわしい!!」みたいの反応をしていた。この話がどこまで信頼出来るかわからないが、そのフランス人はよく「恋の邪魔者」の劇中歌を口ずさんでいるらしく、個人的にパトリス・ルコントが好きみたい。

 この映画はあまり有名ではない。色々理由はあると思うが、その内の1つにVHSしか日本では出回ってない事が挙げられると思う。やっぱりDVD化されない映画は時代とともに風化されてしまう運命なのだろうか。それならば早くエミール・クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」をDVDなりBlu-rayなりで発売して欲しい!絶対に買う!!
 知名度が低いのになんだかどこかで聞いた事のありそうなタイトルのため「恋の邪魔者」というキーワードでネット検索すると必ず違う作品がヒットしてしまう。この現象をなんとかして欲しい。
 脱線してしまったがここから作品について書こうと思います。

監督 パトリス・ルコント
出演 ミシェル・ブラン、ベルナール・ジロドー、テレーズ・リオタール、etc...
原作 ルイシュ・レゴ、ディディエ・カミンカ
脚色 パトリス・ルコント、ミシェル・ブラン
製作 クリスチャン・フェシュネール
製作国 フランス
公開年 1980年


 恋人同士のダニエル(ベルナール・ジロドー)とフランソワーズ(テレーズ・リオタール)は同居生活を幸せに過ごしていた。ある日、ダニエルの友人で女にだらしなくいい加減な人間のギイ(ミシェル・ブラン)が仕事でヘマをしてクビになり、更には下宿まで追い出されてしまう。それを見かねた2人はギイを家に居候させるが、そんな厚意を無にするかのようにギイは手当り次第に女性に声をかけ連日違う女性を家に連れ込んでくる。
 そんな「邪魔者」に2人の生活は少しずつ乱されダニエルとフランソワーズの関係は危うくなっていく.......


 フランス映画にしては明るい作品だったし、面白かった。「ぼくの大切なともだち」にも言えるが登場人物のキャラクターがはっきりしていて良いと思う。もっと色々な人に観てもらった方が良い作品だと率直に感じた。
 ギイ役のミシェル・ブランは外見が日曜大工センターのおじさんみたいで、やっている事はずるいしだらしがないがどこか悪気はなさそうに見え(多分少しそう見えるだけ)突き放しきれない。でもこういう自己中心的な人物が出てくる映画に良くありがちなのが「悪い事をやっている本人はあまり罪悪感を感じていない」、更にその悪さの度合いが被害を受けている人では止められないようなものである事が多い。こういった状況を見ると自分は面白いを行き過ぎて少し被害者に感情移入してしまい胸がなんだか苦しくなる。
 ダニエル役のベルナール・ジロドーの外見はたくましい男で服装はなんだかダスティン・ホフマンがよく映画で着てそうな服だった。キャラクターとしてはギイの厚かましさを嫌がっているがかなりのお人好し。恋人の事を愛しているが数々の女性をギイが家に連れてくるからつい魔が差したように浮気に走ろうとする、なんとなくわかる気がする。
 フランソワーズ役のテレーズ・リオタールはすごく美人だった。しかも設定ではマクドナルドで働いているみたい。
 作品を通すとギイは「恋の邪魔者」なのかも知れないが、一番はしっくりくるのは「ただの邪魔者」か「生活の邪魔者」な気がします。恋を邪魔するというよりは日常生活を過ごす上でかなりの障害となっていましたね。
 あとは最初のシーンと最後のシーンで仕事をクビになった言い方が一緒(あるいは似たような言い回し)だったのが良かったです。言ってる人は違うのにね。
 他にも気になるシーンや台詞などはありましたが今回はこのくらいで終わりにしようと思います。ちなみに台詞は主演、脚色も務めたミシェル・ブランが担当したそうな。


 劇中でギイの様子を歌ったような歌の歌詞の一部です。この歌は個人的に結構気に入りました。

    泣いてる娘は 俺の所へおいで
    顔はマズいが 心は優しいよ
    女なら誰でも 大歓迎さ
    俺は手が早い ナンパが仕事
    女にすぐ声かける ''やあ 元気?''
    ''家に来ない? 居候だけど''
    俺こんなことしてていいのかな?

最後にギイの台詞で終わろうと思います。
「どうせ俺は邪魔者だよ。」

ギイ、わかってんじゃん。では、また今度。

去年の総括です。


本当はこの記事を2011年の最後に書く予定だったんですけど、ギリギリまで映画を観ていたのでブログ書けませんでした。
ちなみに2011年最後に観た映画はヴェルナー・ヘルツォーク監督の「キンスキー、我が最愛の敵」でした。良い映画でした。
最初に観た映画は覚えてません!!

本当に色々あった1年でした。去年よりも多くの映画を観る事が出来たし、より深い作品や監督に出会えたと思います。
意識的に多くの作品を観ようと2011年の最初から思っていたんですが、ここまで観るとは思いませんでした。最初は365本を目標にしていましたが、さすがに学生生活もそこまで暇じゃないなということで(学業以外にも個人的な目標もあるので)、200本ないし150本は観たいなという風に目標のハードルを下げました。
多くの作品を観る事は映画好きの人なら苦じゃないし可能な事だと思う。そこで重要なのはどういう作品を鑑賞するかという事で、その点に関して2011年は2010年よりも奥深く映画に関われたと思う。
それは今年の5月ぐらいに出会った人の影響が強く、その人の影響で色々な作品に出会う事が出来て映画についても2010年と比べてはるかに詳しくなった。
これからもその人との関係は続くだろうし、いつかその人と対等な知識量、立場で映画について話せたらとても幸せだな、なんて思います。
だから2012年は鑑賞作品数が少なくても価値ある作品を観れれば良いかななんて考えてます。しかし生涯鑑賞作品数が少ないので多くの作品を観なきゃとも感じています。


観ている映画の傾向としてはやっぱりヨーロッパの作品が多いですね。高校までは邦画を中心に映画を観てたんですけど、子供の時からヨーロッパという土地に憧れがあったので、洋画にハマってからはヨーロッパ映画を中心に観てるし、これからもどんどんヨーロッパ映画を観ようと思います。
アジア映画は正直に言って優先順位が低いのであまり観ないですね。
あと今年は観れるなら日本の戦前・戦後とかの監督の作品が観たいですね。小津安二郎とか。


2011年に観た映画に関して、観た作品名は1つ前の記事に書いているのでもう書かないですけど、印象に残った作品、監督、役者の名前を挙げようと思います。

まず作品です。

アンダーグラウンドエミール・クストリッツァ監督
「サヴァイヴィング・ライフ」ヤン・シュヴァンクマイエル監督
戦場でワルツをアリ・フォルマン監督
ソウル・キッチンファティ・アキン監督
ダンサー・イン・ザ・ダークラース・フォン・トリアー監督
「引き裂かれた女」クロード・シャブロル監督
「フィツカラルド」ヴェルナー・ヘルツォーク監督
ブラック・スワンダーレン・アロノフスキー監督
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習ラリー・チャールズ監督
ライフ・アクアティックウェス・アンダーソン監督

他にもたくさんありますが、この10作品はかなり印象に残りました。

次に監督です。

イエジー・スコリモフスキー監督(ポーランド)「エッセンシャル・キリング」
ウェス・アンダーソン監督(アメリカ)「ライフ・アクアティック」「天才マックスの世界」他
ヴェルナー・ヘルツォーク監督(ドイツ)「フィツカラルド」「キンスキー、我が最愛の敵」他
セドリック・クラピッシュ監督(フランス)「スパニッシュ・アパートメント」「PARIS」他
ヤン・シュヴァンクマイエル監督(チェコ)「サヴァイヴィング・ライフ」


最後に役者です。

ウディ・アレン(アメリカ)「泥棒野郎」「ウディ・アレンの重罪と軽罪」他
クラウス・キンスキー(ドイツ)「フィツカラルド」「アギーレ・神の怒り」他
サシャ・バロン・コーエン(イギリス)「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
ショーン・ペン(アメリカ)「ギター弾きの恋」「ツリー・オブ・ライフ」他
ミリャナ・ヤコヴィッチ(ユーゴスラヴィア出身)「アンダーグラウンド
リュディヴィーヌ・サニエ(フランス)「引き裂かれた女」「スイミング・プール」他

です。この他にも色々な傑作、名監督、名役者に出会えました。
2012年はどんな映画に出会いどのような影響を受けるかがとても楽しみです。

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます!
去年はこのブログを見てくれてありがとうございました。
今年はもっと色んな映画を紹介出来るように頻繁に更新するので今後もよろしくお願いします。


2011年に観た映画を一覧で紹介しようと思います。
去年は映画館で18本、DVDなどで168本、合計186本の映画を鑑賞しました。
映画館では邦画2本、洋画16本、DVDなどでは邦画26本、洋画142本で、
186本中では邦画28本、洋画158本でした。
鑑賞した映画の作品名は以下の通りです。


映画館

アンダーグラウンド
アンダー・コントロール
宇宙人ポール
英国王のスピーチ
エッセンシャル・キリング (2回)
キッズ・オールライト
恋の罪
ゴモラ
サヴァイヴィング・ライフ -夢は第二の人生-
ザ・ファイター

ツリー・オブ・ライフ
BIUTIFUL
ファンタスティックMr.FOX
ブラック・スワン
ブルーバレンタイン
モールス
モテキ
モンスター上司

DVDなど

アイ・アム・キューブリック
アイ・アム・サム
愛と追憶の日々
アカルイミライ
アギーレ・神の怒り
明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。
明日へのチケット
アニー・ホール
アバター
アビエイター

アンソニーのハッピー・モーテル
イカとクジラ
痛いほど君が好きなのに
イナフ
いまを生きる
妹の恋人
インサイド・マン
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
インセプション
ヴァージン・スーサイズ

動くな、死ね、甦れ!
ウディ・アレンの重罪と軽罪
ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
エレファント
オー・ブラザー!
オール・ザ・キングス メン
おいしい生活
おいしいコーヒーの真実
お買いもの中毒な私!
おろち

ガールフレンド・エクスペリエンス
カイロの紫のバラ
カケラ
ガタカ
勝手にしやがれ
火天の城
カメレオンマン
川の底からこんにちは
GUMMO
奇人たちの晩餐会 USA

奇蹟のイレブン
ギター弾きの恋
キック・アス
君とボクの虹色の世界
君に届け
キャピタリズム〜マネーは踊る〜
ギルバート・グレイプ
キンスキー、我が最愛の敵
グーグーだって猫である
ゲンスブールと女たち

コーヒー&シガレッツ
恋はデジャ・ブ
荒野の用心棒
告白
婚前特急
最終絶叫計画4
殺戮芝刈男
サマータイムマシン・ブルース
さよなら、さよならハリウッド
さよならみどりちゃん

サンシャイン・クリーニング
シーズンチケット
幸せはシャンソニア劇場から
ジェニファー・ラヴ・ヒューイットのセレブリティ
シザーハンズ
シティ・オブ・ゴッド
シャーロック・ホームズ
シャッター・アイランド
重力ピエロ
ショーン・オブ・ザ・デッド

人生万歳!
スーパーバッド 童貞ウォーズ
スイミング・プール
スクール・オブ・ロック
スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団
涼宮ハルヒの消失
スティング
スパニッシュ・アパートメント
素晴らしき哉、人生
スリーパー

SE7EN
戦場でワルツを
潜水服は蝶の夢を見る
ソーシャル・ネットワーク
ソウル・キッチン
続・夕陽のガンマン
ソフィアの夜明け
それぞれのシネマ
ゾンビランド
ダーク・ナイト

ダンサー・イン・ザ・ダーク
月に囚われた男
つむじ風食堂の夜
冷たい熱帯魚
天才マックスの世界
トウキョウソナタ
トッツィー
レーニング・デイ
トロイ
トロピック・サンダー 史上最低の作戦

泥棒野郎
ナイト&デイ
ナイト・オン・ザ・プラネット
NANA2
名前のない少年、脚のない少女
2012
200本のたばこ
人間失格
猫が行方不明
ネバーランド

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ
のだめカンタービレ 最終楽章 後編
PERFECT BLUE
パーマネント・バケーション
8人の女たち
ハッカビーズ
バットマン
バベル
PARIS
ハリーポッターと死の秘宝 Part2

パリ、恋人たちの2日間
ハングオーバー
ハンナとその姉妹
引き裂かれた女
ビッグ
ヒトラーの贋札
人のセックスを笑うな
秘密
百貨店大百科
フィツカラルド

The 4th Kind
BULLY
ブロークン・イングリッシュ
ブロードウェイと銃弾
ヘアスプレー
ペイルライダー
ベスト・フレンズ・ウェディング
変身
ぼくのエリ 200歳の少女
僕らのミライへ逆回転

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
マジック
マシニスト
マッチポイント
ミザリー
ミックマック
無ケーカクの命中男/ノックトアップ
メリンダとメリンダ
モンテーニュ通りのカフェ
夕陽のガンマン

夜のピクニック
40歳の童貞男
ラースとその彼女
ライフ・アクアティック
ラジオ・デイズ
Ricky
リトル・ミス・サンシャイン
理由なき反抗
レスラー
恋愛小説家

ロシアン・ドールズ
L.A.コンフィデンシャル
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー4
私がクマにキレた理由
Once ダブリンの街角で

以上、合計186本でした。今年もいっぱい観ようと思います!
今年もよろしくお願いします!!!!

来年がもうすぐやってくるので

2012年までもう1ヶ月を切りましたね。
年末になるにつれて学校やらなんやらが忙しくなってしまい結局11月は1つの映画についてしか文を書けませんでした。結構反省してます。なので12月はそうならないようにどんどん書きたいんですが、いやー12月もなかなか忙しいですな。


最近映画用のアカウントとしてTwitterを始めました。
このアカウントでは観た映画だったり観たい映画、公開が決まった映画や日本での公開が待ち遠しい映画のことなどを短くつぶやいています。
良かったら見てみたりフォローしてやってください。
@SwimmingCity
↑↑↑こいつです↑↑↑


最後に、今年のうちに観たい映画について書いときます。
とりあえず10月11月でかなりウディ・アレンを攻めたのでウディ・アレンは年内に観ておきたいのは
「カメレオンマン」ぐらいですかね。
他の作品を一気に書くと、

ラース・フォン・トリアー監督
奇跡の海
アンチクライスト

ヴェルナー・ヘルツォーク監督
「アギーレ・神の怒り」
「キンスキー、我が最愛の敵」

ヴィム・ヴェンダース監督
ベルリン・天使の詩
パリ、テキサス
都会のアリス

ファティ・アキン監督
愛より強く
そして、私たちは愛に帰る

キム・ギドク監督
サマリア

ロイ・アンダーソン監督
スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー
散歩する惑星

アンドレイ・タルコフスキー監督
惑星ソラリス

フランソワ・トリュフォー監督
アメリカの夜
アデルの恋の物語
「大人は判ってくれない」

イエジー・スコリモフスキ監督
「早春」
アンナと過ごした4日間

ってな感じですかね。覚えてるのをだだっと挙げただけなんでレンタルビデオ屋に行ったら違う観たいのを借りそう。出来ればこの中の数本は観て新年を迎えたいですね。

あと気になってるのは1作品も観たことがないんですが、セミフ・カプランオール監督。
最近この監督が結構評価されてて、「卵」、「ミルク」、「蜂蜜」の三本立てをやってる名画座がある。
どうなんですかね、観てみたいです。でも忙しいから年内は無理かな。
あとグレン・グールドのやつはもう無理だし、「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」は観れなかったから多分Blu-ray買っちゃうしな。行動力があるのかないのかわからないです。
他にはパトリス・ルコントとかダルデンヌ兄弟の作品も観れたら観たいな。

以上!続きはまた今度!!