ヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)

『ヴァージン・シーサイズ』(The Virgin Suicides)
というソフィア・コッポラ初監督作品の映画を観た。
2000年の映画だったので結構出ている人が若くてキルスティン・ダンストが18歳のときの映画。
この映画を観た理由はソフィア・コッポラの作品だからとか、フランシス・フォード・コッポラが製作協力しているからとかではなく、前に『エターナル・サンシャイン』を観たときにヒロインのケイト・ウィンスレットよりもちょい役のキルスティン・ダンストに惹かれたためで、完全にキルスティン・ダンスト目当てと、後は映画の雰囲気が思春期の女の子たちみたいな感じだったから観ました。

近所の少年たちから憧れの存在のリスボン家の美しい5人姉妹。事件は13歳の末っ子セシリアの自殺未遂から始まる。
一命は取り留めたものの医者からの提案で両親たちが開いた姉妹の同世代の少年たちとの交流パーティーでセシリアは窓から飛び降りて死んでしまう。周囲にその事実は広まりTV番組のレポーターまで家に押し掛けてくる。
学校では少年たちが気をつかって姉妹をかまおうとするも、姉妹はそれを無視。
そんな中、学校中の女子から人気で女に不自由していない1人の男トリップ(ジョシュ・ハートネット)が四女のラックス(キルスティン・ダンスト)に恋をする。最初はリスボン家のしつけの厳しさからラックスに相手にしてもらえないものの、熱心なトリップに次第に惹かれていくラックス。
姉妹の父親の協力を得て学園祭のダンス・パーティーに行ける事になったラックス達姉妹とトリップ達。
そこでパーティーのキングとクィーンに選ばれたラックスとトリップはアメリカン・フットボールのグラウンドで一夜を過ごしてしまう。そして朝起きるとトリップの姿はなく朝帰りをするラックス。そのせいでリスボン家では姉妹の徹底的な外出禁止を命じる。末っ子の死に始まり次第に狂っていく思春期の姉妹達。

話の内容としてはそんなに大きな動きはなく、ひたすら思春期の雰囲気といった感じ。
とにかくキルスティン・ダンストが綺麗で自分もすごくそこに見蕩れてしまった。
あとは近所の少年達がセシリアの日記を盗んでみんなで読んでいるときの
「ー僕らは彼女達の人生に触れた。彼女達と共有の記憶を持った。」
「ー彼女達はもう“女”で愛や死を理解していたのに、僕らは騒々しいだけの子供だった。」
っていう台詞が思春期っぽくて良いなって思った。美人姉妹に翻弄されるバカな男たちって感じで。

キルスティン・ダンストが好きだったりDVDとかのジャケットを見て綺麗だなって思った人にはオススメです。実際にキルスティン・ダンストは綺麗だしこの映画には魅力がたくさん詰まってます。
キルスティン・ダンスト目当てで観た自分としては良かったです。そんな映画でした。